みなさん赤ちゃんのミルク作りは「電気ポット」と「ケトル」どちらを使用していますか。
筆者は4ヶ月の息子がいて、混合なのでほぼ毎日ミルク作りをしています。
「電気ポット」「ケトル」それぞれでミルク作りを経験してきた筆者が、実体験も踏まえながら
メリット、デメリットをご紹介します。
購入を検討している方やミルク作りで悩んでいる方は、是非参考にしていただければと思います。
ちなみに筆者は産まれたては「ケトル」、現在は「電気ポット」を使用しています。
現在使用してる「電気ポット」を紹介しているので是非参考にしてみてください。
電気ポット
まずは「電気ポット」を使用したメリット、デメリットをご紹介していきます。
3つのメリット
70℃保温
メリット1つ目は「70℃保温」が出来る点です。
正直このメリットが「電気ポット」を使用されている方の一番の理由だと思います。
ケトルの場合は沸騰したお湯を粉ミルクに入れるため、ミルクを冷ますのに結構時間がかかります。
その間赤ちゃんは待ってくれません。顔を真っ赤にしてギャーギャー泣いています。
電気ポットで保温しておけば、常に70℃のお湯が出てくるので冷ます時間が早くなります。
ミルク作りに慣れておらず赤ちゃんが泣いている状況だと、早く作って冷まさないとと思ってお湯を入れすぎてしまったり、温度が高いままで赤ちゃんがやけどしてしまう危険もあります。
電気ポットによっては90℃保温しかない製品もありますが、70℃、90℃両方でミルク作りをした筆者の体感は全然違います。(3分くらい違います)
どうせ選ぶなら「70℃保温」がある電気ポットを選んだほうが良いと思います。
*粉ミルクは必ず70℃以上のお湯で溶かす必要があるので、それ以下の温度で作らないようにしてくださいね。
沸かす必要が無い
メリット2つ目は「毎回お湯を沸かす必要がない」ことです。
電気ポットは70℃もしくは90℃で保温しておけば、設定した温度のお湯が出てきてくれます。
「哺乳瓶に粉ミルクを入れる→お湯を入れる→溶かす→冷ます」の4工程でミルクが完成します。
しかしケトルの場合は、お湯を沸かす工程が増えます。
粉ミルクを準備している間に瞬時に沸けばよいですが、意外と時間がかかります。
(普段であれば沸く時間を気にしたことは無いかもしれませんが、赤ちゃんが泣いていると沸くまでとても長く感じます)
ケトルのお湯が沸いていざミルクの用意をしようと思ったら、赤ちゃんが吐いてしまったり、机の角に頭をぶつけてしまったりして対応に追われると、せっかく沸かしたお湯が冷めてしまいます。
また電気ポットは温度がひと目でわかりますが、ケトルはわかりません。
ボタン一つで給湯
メリット3つ目は「ボタン一つで給湯」出来ることです。
電気ポットは給湯する際、ボタンを押せば注ぎ口からお湯が出てきて、離せば止まります。
当たり前だろ!と思った方。例えば、赤ちゃんが全然泣き止まず片手で抱っこしたままミルク作りをした場合、ボタン一つでお湯が出てくれるのは大変助かります。
ケトルは毎回取手を持って哺乳瓶に注ぐ必要があるため、赤ちゃんを抱いたままだと安定せず最悪の場合は、赤ちゃんに熱いお湯がかかってしまうかもしれません。
またママの手首は毎日のお世話で腱鞘炎気味だと思います。
そんな中重いものを持つのは避けたいですよね。
少しでも重いものを持たなくしてくれるポットは、ママの味方だと思います。
2つのデメリット
お湯の準備に時間がかかる
デメリット1つ目は「お湯の準備に時間がかかる」ことです。
電気ポットは、70℃90℃とも一度沸騰させたお湯を冷まして設定した温度で保温します。
この保温するまでの時間(お湯が準備出来るまで)が電気ポットの数十倍、下手したら数百倍かかります。
本当に想像以上に時間がかかります。
赤ちゃんが夜寝た後に毎日満水にすれば問題ないと思いますが、補充を忘れてしまった、外出で水筒にお湯をたくさん入れた日は、筆者の経験上確実に足りなくなります。
またお子さんが2人共ミルクを飲む年齢差だと、電気ポットだと心もとないと思います。
電気代
デメリット2つ目は「電気代」がケトルに比べてかかることです。
電気ポットを使用する場合、基本的に1日中保温していると思うので電源が入りっぱなしとなり、その分電気代がかかります。
使用する電気ポットにもよると思いますが、1ヶ月に600〜800円くらいはかかると思われます。
ケトル
続いて「ケトル」のメリット、デメリットをご紹介していきます。
3つのメリット
お湯を準備する時間が短い
メリット1つ目は「お湯を準備する時間が短い」ことです。
ケトルは保温する機能は付いていませんが、沸騰にかかる時間は電気ポットよりも断然早いです。
ミルクに使用する200ml程度を、早いケトルなら1分程度で沸かすことが出来ると思います。
経験のある方もいるかも知れませんが、電気ポットのお湯が切れたときは沸くのに時間がかかるため
絶望的です。
筆者もその際は結局ケトルを使用しています。
電気ポットの2つ目のメリットで予想外の事態が起きると冷めてしまうとお伝えしましたが、5分程度であれば70℃を下回ることは無いと思うので、すぐにお湯を哺乳瓶に入れればそこまで心配する必要も無いかもしれませんね。
持ち運び可能
メリット2つ目は「持ち運び可能」なことです。
ケトルは電気ポットと違ってどこでも持ち運びが可能です。
例えば赤ちゃんが寝たり遊んだりしている周りでお世話をしたいと考えている方は、軽量なケトルのほうが使い勝手が良い場合が多いと思います。
お湯が足りなくなれば旦那さんにすぐ水を入れてきてももらえます。
また夜寝室でミルクが冷めてしまって温めたいときなども、すぐ沸かして持ってこられるので便利です。
節約
メリット3つ目は「節約」出来る点です。
電気ポットの2つ目のデメリットでお伝えしましたが、長時間保温しておくと電気代がバカになりません。
その点ケトルの場合は、必要なときに沸かすのでずっと電気代がかかることがなく電気ポットに比べて
節約できます。
また必要なときに必要な量だけ水を沸騰させればよいため、節水の効果もあります。
ミルク作りは毎日のことなので、積み重なると電気ポットとケトルで大分違いが出てくると思います。
電力や水の無駄を極力無くし、子供が将来住みやすい世の中になるよう今からコツコツと地球温暖化対策をしても良いと思います。
2つのデメリット
冷ますまで時間がかかる
デメリット1つ目はお湯の温度を「冷ますまで時間がかかる」ことです。
ケトルを使用する場合は、沸騰直後のお湯で粉ミルクを溶かすと思いますが、赤ちゃんが飲める
適温まで冷ますまで時間がかかります。
赤ちゃんはその間ギャーギャー泣いていて大人しく待っててくれません。
ケトルはお湯を準備するまでは早いですが、その後の冷ます工程までのトータルで考えると時間がかかってしまうと思います。
量の調整が難しい
デメリット2つ目は「量の調整が難しい」ことです。
ハンドドリップ用のケトルは注ぎ口が細くなっており、量の調整が行いやすいですが、通常のケトルだと注ぎ口が広く量の調整がしにくいと思います。
赤ちゃんのミルクの量は20ml単位のため、お湯を入れすぎてしまうことが発生します。
夜眠い目をこすりながら作るミルクは確実に手元が狂います。
筆者は大きめのケトルを使っていたこともあり、ちょうどよい分量のお湯を入れるのにとても苦労しました。
「電気ポット」がおすすめな方
筆者が思う「電気ポット」がおすすめな方です。
- ミルク作りに慣れていない方
- 多少電気代がかかってもミルクを素早く作りたい方
- お湯を毎日交換するのを忘れない方
- 毎回沸騰させるのがめんどくさい方
「ケトル」がおすすめな方
筆者が思う「ケトル」がおすすめな方です。
- 沸騰したお湯をすぐに準備したい方
- 節電、節水したい方
- お湯の残量を気にするのがめんどくさい方
- コーヒーなど自分たちの飲み物づくりと兼用したい方
まとめ
赤ちゃんのミルク作りで「電気ポット」と「ケトル」それぞれのメリット、デメリットをご紹介してきましたが、これから購入を検討されている方、家にあるものをそのまま使用しようと考えている方、参考になりましたか?
筆者もミルク作りを始めるまでは「ケトル」で問題ないと思っていましたが、いざミルク作りを初めて見ると「電気ポット」のほうが自分たちの生活に合っていると思い購入しました。
自分たちの生活は他人とは異なるため、メリット、デメリットをご自分に照らし合わせてみてください。