育児の合間に海外旅行気分になれる?海外ミステリー小説おすすめ5冊

育児の息抜き
子育てをしていると外出や旅行に全然行けませんよね。

ましてコロナウイルスの影響で新婚旅行に行けずに出産を迎えられた方も多いのではないでしょうか。
(筆者もコロナウイルスの影響で新婚旅行に行けませんでした涙)

そこで育児の合間に海外旅行気分に浸れる、「海外ミステリー小説おすすめ5冊」をご紹介します。

どの作品から読み始めればよいのか迷っている方は是非参考にしてみてください!

海外ミステリーとは

海外ミステリー小説と聞くと「長編が多く最後まで読めるか不安」「なんとなく難しそう」と今まで敬遠していた方も多いと思います。

確かに海外小説は登場人物の名前がすべてカタカナなので覚えづらかったり、翻訳によっては読みづらかったりする場合があります。

しかし、海外ミステリーには時間を忘れて物語に引き込まれる作品が数多くあります!
物語に引き込まれてしまえば、登場人物の名前もすんなり入ってきますよ!
(忘れても見出しに主要人物一覧が載っているので見返せば問題ありません)

海外ミステリーは街の情景や風景が頭の中に浮かんでくるので、まるで海外旅行している気分になれます。

コロナウイルスが収束しても子供が成長するまでは海外旅行に行けないので、海外小説を読んで「海外旅行気分」を味わってみませんか。

おすすめ5選

それでは早速筆者がおすすめする「海外ミステリー小説5選」をご紹介していきます。
まずはこれからおすすめする代表的な5つの作品を読めば、海外ミステリー小説のおもしろさがわかると思います。

アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」

まず1作品目はアガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」です。

海外ミステリーを今まで読んだことが無い方でも、ご存知の方が多い超有名作品ですね。
今まで世界中で1億冊以上発売されているベストセラーミステリーです。
さすがミステリーの女王。

〈あらすじ〉

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島になく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く・・・そして不気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく!強烈なサスペンスに彩られた最高傑作。新訳決定版。

ハヤカワ文庫より
「犯人の殺人鬼は果たして登場人物の中の誰なのか」を推理しながら読み進めるデスゲーム小説です。
小説の始まりから終わりまで物語の描写がとても丁寧に描かれており、読み進めるうちにアガサ・クリスティーの世界観にどんどん引き込まれていきます。

アガサ・クリスティーの小説はどの作品も読みやすいため、初心者におすすめの作者です。
またこの作品は日本で映画化もされていますね。

筆者も初めて読んだ海外ミステリー小説はこの「そして誰もいなくなった」でした。

エラリー・クイーン「Xの悲劇」

2作品目はエラリー・クイーンの「Xの悲劇」です。

アガサ・クリスティーと並んで評されることの多いエラリー・クイーンの代表作です。
数々の超有名作品を残しているため、初心者の方はエラリー・クイーンの作品を読み進めても良いと思います。

〈あらすじ〉

結婚披露を終えたばかりの株式仲売人が満員電車の中で死亡。ポケットにはニコチンの塗られた無数の針が刺さったコルク玉が入っていた。元シェイクスピア俳優の名探偵レーンが事件に挑む。決定版新訳!

KADOKAWA公式サイトより
本格ミステリー古典の文句なし傑作です。
犯人の意外性、謎解きまでの完璧なロジック、エンタメ性など初めてミステリー古典を読む方にも読みやすく、読んだ後に満足させてくれる作品となっていると思います。

筆者は登場する名探偵ドルリー・レーンがかっこよくファンです!

因みに「Xの悲劇」の他に「Yの悲劇」「Zの悲劇」があります。
またエラリー・クイーンは「国名シリーズ」と呼ばれる小説も読みやすくおすすめです。

ダン・ブラウン「天使と悪魔」

3作品目はダン・ブラウンの「天使と悪魔」です。

ダン・ブラウンの有名作品は、映画化もされている「ダ・ヴィンチ・コード」だと思いますが、筆者は「天使と悪魔」をおすすめします。

ダ・ヴィンチ・コードにも登場するラングドンの第一作品となっており、宗教や美術を交えた展開が魅力的です。
舞台となるバチカン市内の情景が頭の中に浮かんできます。

〈あらすじ〉

ハーヴァード大の図像学者ラングドンはスイスの科学研究所長からある紋章について説明を求められる。それは十七世紀にガリレオが創設した科学者たちの秘密結社〈イルミナティ〉のものだった。

KADOKAWA公式サイトより
この作品は3部構成(上・中・下)となっており、読書初心者の方は長く感じるかもしれませんが、いざ読み始めるとあっという間に読了してしまいます。
物語のテンポがとてもよいです。

「天使と悪魔」はとにかく感情移入しやすい作品となっており、ラングドンと一緒に物語を進めていく感覚になれると思います。

また宗教や美術に関する知識も登場するので、勉強にもなります!

ウイリアム・アイリッシュ「幻の女」

4作品目はウイリアム・アイリッシュの「幻の女」です。

この作品の歴史も古く1942年に出版された古典ミステリーです。
そんな昔に発売された作品が2015年に新訳版として発売されており、何年も読まれているのは名作の証ですね。

〈あらすじ〉

妻と喧嘩し、街をさまよっていた男は、奇妙な帽子をかぶった見ず知らずの女に出会う。彼はその女を誘って食事をし、ショーを観てから別れた。帰宅後、男を待っていたのは、絞殺された妻の死体と刑事たちだった! 唯一の目撃者〝幻の女″はいったいどこに? 新訳で贈るサスペンスの不朽の名作。

ハヤカワ文庫より
主人公が追い詰められていくハラハラ、ドキドキ感はすごくスリルがあって楽しめます。
筆者は次の日仕事なのに、面白すぎて夜通し読んでしまい寝不足のまま仕事に行きました。
次の日に仕事のある日には読まないようにしましょう(笑)

作中には主人公の死へのカウントダウンを楽しむ仕掛けもあり、最後まで展開が読めない作品です。

ピエール・ルメートル「悲しみのイレーヌ」

5作品目はピエール・ルメートルの「悲しみのイレーヌ」です。

日本でも人気の高いカミーユ・ヴェルーベン警部が出てくるシリーズ1作品目です。
コニャック・ミステリー大賞など多くのミステリー賞を受けている作品となっており、世間的にも有名なピエール・ルメートルの代表作です。

〈あらすじ〉

連続殺人の捜査に駆り出されたヴェルーヴェン警部。事件は異様な見立て殺人だと判明する…掟破りの大逆転が待つ鬼才のデビュー作。

文春文庫より
この物語は非常に残酷な連続殺人事件の連続となるため、正直好みの分かれる作品だと思います。

しかし登場人物の個性が魅力的で、読んでいるうちにどんどん物語に引き込まれていきます。

ただ残酷なだけではなく物語が面白さもある作品のため、ミステリー小説愛好家の中でもファンの多い作品となっています。
(筆者もヴェルーベン警部のファンです!)

こんな方におすすめ

単純に海外ミステリー小説は傑作が多いので育児の合間に読む読書としておすすめです。
是非オススメしたい方は
  • 物語に引き込まれる小説を探している方
  • スリルを味わいたい方
  • 海外に行った気分に浸りたい方
  • 古典文学に挑戦してみたい方
筆者も様々な国の代表作を読んで、その国に行った気分に浸っています。
また育児の合間に読む海外ミステリー小説は良い刺激となってストレス発散になります。

もし本を読んでみたいけど時間が無い方は、要約をおすすめします。

1冊10分 本の要約flier(フライヤー)

まとめ

海外旅行気分を味わいたい、育児の息抜きに何をしようと考えている方に筆者は海外ミステリー小説をおすすめします。

これから海外小説を読み始めてみようと思っている方に向けて、筆者のおすすめする5冊をご紹介してきましたが、参考になったでしょうか。

翻訳が読みづらそうと感じる方もいるかもしれませんが、新訳版は現代の方でも読みやすいよう言葉をあえて使用したりしているので、かなり読みやすくなっています。

他にもおすすめな海外ミステリーはあるので、好きな作家さんを見つけてみるのも良いと思います。
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